不眠症の様々パターンと自分の症状をチェック

眠りに関する悩みを抱えている人は年々増えていると言われ、不眠症は現代病の一つになっています。
睡眠が足りていないと自覚しながらも放置している人も少なくなく、自分の症状をチェックした上で不眠のパターンを把握し、早めに対策を始めるほうが悪化を防ぐことにも役立ちます。
まずは自分の不眠症状がどの程度で、どういったタイプに属するのかをチェックできるネットの診断ページなどを活用して調べることで、不眠症の概要を知ると共に自分自身の状況を判断しやすくなります。

不眠症の4つのパターン

  • 寝付くまでに時間がかかる入眠障害
  • 夜中に何度も目覚めてしまう中途覚醒
  • 夜明け前に目覚めてしまいその後眠れなくなる早朝覚醒
  • 必要な睡眠時間を確保しながらも眠りの質が悪いためにぐっすり眠った気がしない熟睡障害

いずれのタイプも夜しっかり睡眠がとれていないため昼間に強い眠気を感じたり倦怠感に見舞われたりします。
昼間の活動量の低下が、夜の睡眠の質をさらに悪化させる要因でもあります。

不眠症は単に寝不足による昼間の眠気や集中力の低下などで日常生活に支障が出て来るほか、糖尿病や高血圧など生活習慣病に罹るリスクを高めてしまうことが近年の研究で明らかになって来ました。
不眠が続くことで体内時計が乱れ、それが自律神経のバランスも崩すことで血圧コントロールを乱して高血圧に、血糖値を上げる作用を持つホルモンが分泌されて糖尿病に罹りやすくなり、それぞれの症状を悪化させる原因にもなると考えられています。

生活習慣病の改善には規則正しい生活と塩分や油脂を控えた食事、適度な運動が推奨されていますが、不眠症の人は不眠改善も早急に行う必要があります。
不眠症を治すにあたっても規則正しい生活習慣がカギになっており、特に朝起きて太陽光を浴びることが大きな意味を持つと言われます。
朝の太陽光が夜に分泌される睡眠ホルモンの量を左右するためで、その仕組みを知って朝型生活のサイクルを定着させて不眠症の改善に繋げて行く必要があります。

規則正しい生活をしないと不眠症になりやすい

不眠症は夜に必要な睡眠がとれないことで昼間に強い眠気を感じてうとうとしたり、倦怠感から集中力が落ちるなど活動の質が落ちることで、夜になると逆に目が冴えて寝付きが悪くなるという悪循環に陥ります。
いったん夜型になってしまうと改善が難しくなるのは、睡眠ホルモンであるメラトニン分泌の仕組みと分泌量が大きく関わっていると言われています。

メラトニンは脳の松果体という場所で日没後から夜にかけて分泌されますが、その材料は幸せホルモンの異名を持つ神経伝達物質セロトニンです。
セロトニンは朝の太陽光を浴びることで体内時計がリセットされてから分泌が開始され、昼間しっかり活動することでその働きも促されます。
メラトニンのほうはセロトニンの分泌が始まった時にその14~15時間ほど後の分泌開始のための予約スイッチが入る形となり、昼間のセロトニンを材料に日没後に分泌が始まります。

セロトニン不足はメラトニンの分泌量低下に直結するため、朝の太陽光を浴びて昼間に活動する規則正しい生活サイクルは、夜に質の良い睡眠を得るためには必須の習慣となります。
メラトニンは夜にしか分泌されないため、夜型の生活を送って昼間に睡眠を十分とったとしても分泌されず、朝日を浴びないことでセロトニンの分泌も上手く行かないことになってしまいます。

メラトニンは加齢と共に分泌量が減ってしまうため、年齢が上がるほどに不眠症に罹りやすくなると言われており、規則正しい生活を送ることによって少しでも改善に導いていく必要があります。
夜に強い光を目にすると光の刺激に敏感なメラトニンの分泌が妨げられるとも言われ、夜にこそパソコンやスマートフォンの画面を見てしまいやすい現代人にとっては、特に注意すべきポイントになっています。